40代からの目の健康を守るためにできること
40代に入ると、体の変化を感じることが増えてきますよね。その中でも多くの人が気づき始めるのが「目の疲れ」や「見えにくさ」。スマホやパソコンを見る時間が長く、知らず知らずのうちに目に負担をかけていることも少なくありません。今回は、40代から意識したい目の健康の守り方についてお伝えします。
1. そもそも40代で目に何が起きるの?
40代になると、ピント調節の機能が衰え始め、近くのものが見えにくくなる「老眼」の症状が出てきます。これは「加齢による自然な変化」ですが、疲れ目やかすみ目、まぶしさの感じやすさも増えてきます。
また、目の中の水晶体というレンズ部分が硬くなり、光の調整がうまくいかなくなることも。さらに、ドライアイや眼精疲労も加齢とともに起きやすくなるのです。
2. 食事で目の健康をサポートしよう
目の健康には栄養バランスのとれた食事がとても大切です。特に意識したい栄養素はこちら:
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ルテイン・ゼアキサンチン
緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)に含まれ、網膜を守る働きがあります。 -
ビタミンA・C・E
抗酸化作用があり、目の老化を防ぐ効果が期待できます。にんじん、かぼちゃ、アボカドなどがおすすめ。 -
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
魚(特に青魚)に含まれ、網膜の健康を保つとされています。
日々の食事でこういった栄養を意識するだけでも、目の状態は変わってきますよ。
3. スマホ・パソコンと上手につきあうコツ
現代生活では、画面を見ない日はありません。ですが、目にとっては強い光や長時間の凝視が負担になります。
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「20-20-20ルール」を実践
20分に1回、20フィート(約6m)離れた場所を20秒見ることで、目の筋肉をリラックスさせましょう。 -
ブルーライト対策
画面の明るさを調整したり、ブルーライトカット眼鏡を使うのも効果的です。 -
まばたきを意識する
集中するとまばたきの回数が減り、ドライアイを引き起こしやすくなります。意識してまばたきを増やしましょう。
4. 目の体操でリフレッシュ
簡単な目のストレッチで、血流を促し目の疲れを和らげることができます。
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上下左右に目を動かす
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目をギュッと閉じてパッと開く
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近くと遠くの物を交互に見る
これらを数分するだけで、かなりスッキリしますよ。
5. 睡眠と目の関係
実は「睡眠不足」は目にも大きな影響があります。寝ている間に目の細胞は修復されるため、質の高い睡眠をとることが目の健康には不可欠。寝る前にスマホを見続けるのはNG!寝室の照明を暗めにして、リラックスした状態で眠りにつきましょう。
6. 定期的な目の検査も忘れずに
40代からは、緑内障や白内障などの病気のリスクも高まります。自覚症状がなく進行することも多いため、1〜2年に1回は眼科で検査を受けることをおすすめします。早期発見・早期治療がとても大切です。
おわりに
目は「情報の8割以上を得る大切な感覚器官」と言われています。40代は、体も心も変化の多い時期ですが、だからこそ「今の目を大切にする」ことが将来の視力を守ることにつながります。日々のちょっとした習慣で、目の健康はしっかり守れますよ。
「最近目が疲れやすいな」と感じたら、今日からできることから始めてみませんか?
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